2009年11月20日金曜日

【R+ レビュー】大前研一通信 Vol.182



レビュープラスより、またまたまた献本をいただきました。
一つの業種だけでなく、いろんな雑誌の献本がいただけるので、毎回毎回楽しみです。

毎回ネタが違うので、レビュー書くのもちょっと大変ですけど、自分の知らない世界のことを知ることができるので、
とっても勉強になります。

今回は、ビジネスブレイクスルーや各種のコメンテーター、”企業参謀”などのビジネス系で有名な本の著者である
大前研一さんが各雑誌に掲載した提言・意見をまとめた雑誌です。

恥ずかしながら、私はこの雑誌をはじめてみたのですが、こういった形式もなかなかおもしろいとおもいました。
注目している人がどんな発言をどの雑誌でしているのかがわかりますからね。
もしかしたら、こういった形は無いかもしれません。(少なくともわたしは知りません・・・)

ちなみに、手元にある号でなんと182号!
長寿な雑誌です。

今回も気になった記事をピックアップして、感想を述べてみたいと思います。

爆発的に経済成長する方法


今回取り上げるのはこの記事です。

日本を急成長させる起爆剤について、書いてあります。
この提言としては、「税金を使わずに日本経済を再生させる!」というのがポイントで、実際の復活方法まで
書いてあるからおもしろかったです。

具体的には、
 ・世界には約3000兆のマネーが遊んでいる。この”ホームレスマネー”は高金利のところを常にさまよっている。
 ・都市部の湾岸地域を開発せよ!
 ・法律で規制されているような、土地区分をやめる(住宅用地に柔軟に変更ができるように)
 ・開発資金は、自治体が債権を発行する。それにくわえて、免税債を加えて売り出す(金利は高くなるはず)
 ・そうすると、世界中のホームレスマネーが流入してくるので、国税を使わなくても開発資金が入ってくる。(利率がよいので)
 ・湾岸地域は東京駅から10分程度なので、そこに大量に住人が住めば、経済が活発になる。
という提言でした。

ちょっとはしょり過ぎでいまいちピンとこないかもしれませんが、かかれている内容を一読すると、
「なるほどー!」
とうならせるような内容になっていました。

実際にこうやってみたら、ほんとうに経済が復活するのかどうか試してもらいたいと思います。

それ以外でも


注目すべき記事がたくさんありました。
 ・急回復する世界、追いつけない日本
 ・現状見ていないGyao いまさら「課金モデル」発想
 ・給料恐慌時代のマネー戦略入門
などなど、ビジネスや、政治に関心がある人にとっては一度内容を見て損はないような記事が出ています。

普通に書店においてみたらどうでしょうか?


今回、はじめて内容を読んでみたのですが、このボリュームで、この濃い内容だと非常に満足感が高いと思いました。
各雑誌に掲載をされているので、それを読めばよいのですが、それはそれでコストと時間がかかります。

普通に書店においてあれば、買う価値のある雑誌だと思うので、会員のみの定期購読だけではなく、一般に売り出して
みたらどうかなと思いました。

今回取り上げた提言などは、きっと大前さんならではのアイディアなので、この記事を読んでくれた人が
共感を持ってくれて、実際に動けるチャンスがでてくるかもしれません。

残念ながら、現時点では会員制の本なので、興味がある人は、以下のリンクから購入してみてください!
一見の価値ありです!

大前研一通信

2009年11月16日月曜日

【R+ レビュー】クーリエ・ジャポン 12月号 創刊4周年記念号



クーリエ・ジャポン 12月号のレビューです。
今回もレビュープラスさんからの献本です。
今回のレビューはいつものレビューとちょっと違って、一つの特集記事に特化してビューをしてみたいと思います。

前回までのレビューは、雑誌全体を眺めて、記事をピックアップし、それについてコメントを書いていたのですが、
後で読み返してみて、やっぱりどうしても中身が薄い印象を自分で受けてしまいました。

ですので、今回は、その反省を行った上で、気になった1章にスポットライトを当ててレビューをしてみます。

金融危機とは何だったのか?


巻頭の特集ではなく、この記事が気になりました。

アメリカ発の金融危機からちょうど1年。まだ影響が残る金融危機についての特集がこの記事です。
全部で3章仕立てになっており、リーマンに関わる人たちについてまとめてあります。
 1.金融危機の発端となった、”リーマンブラザース”のCEO:リチャード・ファルド氏の近況
 2.4人のリーマン社員の金融危機後のそれぞれの生活。
 3.ポール・クルーグマン氏の”経済学者たちはなぜ間違えたのか?”

1.リチャード・ファルド氏の近況については、なかなか日本では報道されないので、興味深かったです。
破綻したCEOがいまどこで何をしいてるのか?
「だがファルドはすぐに巻き返しを画策した。08年10月21日にはニューヨーク州にマトリックス・アドバイザーズの開業を登録した」
「また同月、彼はリーマンのCEO執務室を出て、アルバレン&マーサルのオフィスに移った。リーマン時代よりも狭く、トイレも控え室もなかった」
「「私は起きたことの責任を受け入れ、深く反省してきた。(この傷が)言えることは決してないだろう」」
「(近くのゴルフクラブに顔を出している)以前はいかにもCEOらしい雰囲気があった。でも最近は尊大な態度もあまり見なくなったわね」
と記事では伝えています。

途中文面にも出てくるのですが、アメリカ政府はAIGを救済し、リーマンは見捨てたのか?それは「死んでも理解できない」ということを言っています。その意見は同意です。

後にAIGを潰してしまうと連鎖反応で金融システムが誘拐してしまうということを言われていますが、本当だったのでしょうか?
このことについては、やはりファルド氏は最後の最後まで理解ができないのかもしれませんし、世界中の大多数の人も理解できないでしょう。

こうやってみると、リーマンは金融危機の発端と見られますが、アメリカの資本主義の原理・原則に乗っ取った商売をしているにも
関わらず、破綻の責任をおわされてしまったように思われます。

ファルド氏はいまでも健在で、次のビジネスを行っており、やる気はまだあるようです。

2.の4人のリーマン社員の話。
リーマン時代と同じ仕事を見つけた人、リーマン時代に作った趣味に生きる人、小さなガソリンスタンドを営んでいる人、就職活動をしている人・・・
リーマンが破綻した後のそれぞれの人生を送っていますが、どれも暗いタッチで描かれており、前向きな話がでてきていない印象でした。
いまの不況の原因はリーマンが発端だ、という意識が少なからず世間にはあるかもしれないので、それで苦労されているのかもしれません。

3.経済学者の話
「だれも予測ができなかった」とされる今回の金融危機。経済学者の中でもこの好景気の中で反対意見を出しても、取り上げられなかったようです。
すばらしい経済モデルが完成され、市場自体が安定性・自立性を持ったという理解でいたようです。

「人間が抱えるすべての問題には、必ず簡単な解決法がある。それは、きれいに整っていてもっともらしく、そして間違っている」
と最後の章あたりでまとめられています。
まさにその通りで、「人間は間違える」ということを前提で物事を考えておかないと、後になって大変な目に遭ってしまう。
そのようなことは、だれしも実生活でに十分に経験していると思うので、その原則を忘れないように。と警告しているようです。

この特集を読んで


この特集が目に入ったとき、「もうあれから1年なのか・・・」という思いが頭をよぎりました。
リーマンブラザースの印象的なサイネージの映像がひっきりなしにテレビに出ていたころから1年。
その間に政治的・経済的に大きく変わった1年だったと思います。(日本もアメリカも)

その当事者(まさに中心にいた人々)の現状の様子をかいま見れて、よかったと思います。

ただ、「誰も自分のせいだと思っていないこと」が一番印象に残りました。
「AIGが救済されたのにリーマンは救済されなかった」
「会社の指示にしたがった」
「予測ができなかった」

と、関係者一同が口をそろえて、「私に責任はなかった」と言っているように感じました。
日本でも山一証券が倒産した際に社長が涙を流していたシーンが印象的で、「破綻は自分の責任です」話していましたが、
関係者が責任の回避をしているように見えるのは、文化の違いなのかなと思いました。

これ以外でもおもしろい特集


これ以外の特集でもおもしろいモノがいくつかあります。
 ・大特集「世界が見た日本」
 ・オバマ大統領「シークレットサービス」の舞台裏 ←これはおもしろいです
 ・人はなぜウィキペディアに書き込まなくなったのか? 
ぜひ、読んでみてください。

世界を俯瞰する雑誌


レビュープラスから献本がくるようになってから、読み始めるようになったクーリエ・ジャポンですが、世界を俯瞰するのにちょうどよい雑誌だと思いました。
まさに、いまなにが起こっているか?を1冊で読める雑誌はなかなかないと思います。

また、世界から見た日本の記事も読めるので、日本人、日本という国がどのように見られているかが海外視点で書かれているため、おもしろく、知識としてしっていても損はないかと思います。

ぜひ本屋でも図書館でも、目にとまったら一度手にとって見てみてください。



2009年11月15日日曜日

東京湾を横断してきました。



ちょっと遅くなったのですが、この前の火曜日(祝日)に、水上バスで東京湾を横断してきました。
今日は文章よりも写真がメインです。

今回行ったルートは「浜離宮」〜「お台場」までの約25分間
水上バスなので、もちろん移動はです。

全体マップ



↑このピンが立っている通りに水上バスで移動をしました。

船に乗る



↑浜離宮の奥の方(東京湾に面しているところ)から出航です。


↑ちなみに、船内からはこんな感じで見れます。
ちゃんとシートがあって、たぶん50人ぐらいはみれるようなスペースがありました。

船上にて



↑船上から、東京湾に面している「ホテル インターコンチネンタル東京ベイ」をパシャリ


↑レインボーブリッジ その1


↑レインボーブリッジ その2


↑レインボーブリッジ その3

船の後方



↑船の後方 その1


↑船の後方 その2


↑船の後方 その3

座席のすぐ後ろ側(船の後ろ半分)はデッキになっています。
海からちょっと高いところで走っているので、迫力が違いました。水しぶきが時々かかってくるので、注意が必要です。

お台場着




ということで、お台場に着。この時格好いい船がお台場海浜公園に停泊していました。
どうやら、松本零士氏がデザインした船のようで、かなりかっこよかった!(ヒミコというそうです)
でも全部ガラス張りなので、夏の暑い日とかは大変そうです。

なかなかおもしろかった!


放射冷却現象が起きていたせいで、11月とは思えないぐらい寒かったのです。
子供が風を引かないかちょっと心配でしたが、行ってみて良かったです。

このあと、お台場のビーナスフォートでおいしいパスタを食べて、この旅は終了となりました。

レインボーブリッジを「下から見上げる」ということはあまり無い経験だったので、とっても
おもしろかったです。また、海から見る東京も違った顔をみせるんだなーと思いました。
やっぱりきれいというか、かっこいいというか。
ドラマでみるような東京のイメージそのままでした。

今度はどこからか水上バスに乗って、浅草まで川をさかのぼってみようと思います!

2009年11月8日日曜日

【R+ レビュー】MacPeople 12月号 絶対買うぞ!新型マック3機種登場



レビュープラスから「MacPeople 12月号」が届きました!
今月号の目玉はやはり、「新iMac / 新Macbook」ですね。

ちょうどこの号が出るちょっと前に、新しいMacが発表されました。
今回は魅力的な商品のラインナップだったため、雑誌が届く前に、一足早く実物を見てきました!
実際に製品に触ってきた感想も含めて、レビューをしてみます。

今回気になった記事


・買いの誘惑
新iMac、新Macbookのレビューです。
なんといっても、今回の号の一番の目玉といっていいでしょう。


21.5Inch、27Inchの新しいディスプレイを搭載した新しいデスクトップです。
なんといっても、美しいフォルムが洗練されて、より良くなっている感じです。値段も手頃になっていて、21.5Inchが11万円台ととってもお安くなっています。しかも標準メモリが4GB、最大で16GBと過去のMacの中でもハイスペックなデスクトップとなっています。



そして、なんといっても、「マジックマウス」&「ワイヤレスキーボード」!
これが標準でついています。
MacBookに搭載されているタッチパッドをそのままマウスに搭載している代物です。
これはすごい!一度使ってみると、いままで使っていたマウスが使えなくなってしまうかも!という代物です。

このMacPeopleでは、ちゃんと新旧iMacの細かい部分の比較もしてあって、とてもわかりやすいです。
ハードウェアに興味のある人は、この部分はチェックをされると良いかもしれません。
 ・外観比較
 ・表示性能の違い
 ・輝度調整
 ・メモリーカードスロット
 ・ロジックボード
 ・CPU
など、細かなところまで比較・分解しているのはさすがMacPeopleならではと思いました。



新MacBookも当然レビュー対象になっています。
こちらもiMacと同じように、ハードウェアのスペックから、細かく分解されていて、ハードウェアに詳しい人は
要チェックです。(マザーボードとかモニターも、もちろんチェックされています)
メモリーや、ハードディスクの交換方法なども掲載されていて、購入後すぐにスペックアップしたい人にはおすすめな記事です。
また大きく変わったのが、外観の形状ですね。MacBookProと同じように、ユニボディーが採用され、一体感がましています。
 


MacMiniも新しくなりました。既存のキーボードやマウスなどを利用したい人、省スペースのMacが欲しい人などにぴったりのMacです。希望が多かったのかわかりませんが、サーバー版が追加されていて、光学式ドライブがついていません。
しかも、このサーバー版は、SnowLeopard Server版が使えるようで、本格的にMacをサーバーとして利用したい人にぴったりです。
惜しむらくは、iMacの最大メモリが16GBあるのに対して、MacMiniは最大4GB しか詰めない・・・。もうちょっと最大メモリも増やしても良かったかと思います。

こちらももちろん、MacPeopleでは分解されていて、細かな検証がされています。

それ以外でも、MacBookPro、Air、TimeCapsleなどが「値下げ」されていて、かなりお得にMacを手に入れることができるようになりました!
だんだんとMacがコンシューマー市場に浸透してきそうな気がしました。

・MacOSX 至極のテクニック
MacOSXを利用する際のテクニックが満載!
日常使っていて、面倒だな・・・と思ってたことが簡単なテクニックですぐに変更できたりするTipsが満載です。
ボリュームがありすぎて、すべては把握できないのですが、ぱらぱらっと見ておいて、頭に入れておいて、実際に作業するときに見返すと良いかもしれません。

・マックで使うBlue−Rayガイド
DVDの次のメディアBlue−Ray。レンタル屋さん等にすでにメディアが並んでいますが、Macでも見れる・録画の方法をのせてあります。
まだいまの製品ラインアップにはBlue−Rayディスクは搭載されていないのですが、今後きっと搭載されることでしょう。

実際に触ってきてみました


と、いうことで、いてもたってもいられずに、AppleSotreへ実際に実記を見にいきました。

やっぱり27Inchは大きい!という印象でしたが、実際に触って見てみると、ちょうど視界いっぱいぐらいに収まる範囲なので、とっても使いやすそうでした。
また、モニタの表示もものすごいきれいで、見やすかったです。(ただずっと見てると目がつかれそうでしたが・・・)

もちろんワイヤレスキーボード&マジックマウスもさわってきました。
キーボードはMacBookと同じようなキータッチでした。煩わしいラインがないので、使いやすかったです。
そして、マジックマウス。
これは、もう言葉ではいい表せないぐらい、使いごごちがよかったです。
一度使ってしまうと、もしかしたら、普通のマウスに戻れないかもしれません・・・


MacBookもユニボディとなって刷新されました。
実際に触ってみたところ、旧モデルに比べてちょっと大きい感じ&重い感じがしました。
ただ、やはり、ユニボディになったので、フォルムはきれいになっていて、スタイリッシュな感じになっています。なかなかよかったです。

最後に


家にMacが来て約半年。Mac独特のキーボードにも慣れ始め、外出する際も持っていくことが多くなってきました。

MacPeopleはとても内容的にボリュームがある雑誌なので、初心者にとってはとても助かる雑誌です。
便利なソフトとかなかなか自力で見つけることが難しいので、今回取り上げたフリーソフト一覧とかはとても便利に活用させてもらっています。
また、付録でついている(前号もそうでしたが)別冊子でついている特集(今回はMail)もうまくまとまっているので、非常に使いやすいです。

これからも読み続ける価値のある1冊だと思います。