台風進路を可視化したい
季節の移り変わりは早いもので、春も過ぎ、もうすぐ初夏を迎えようとしています。そう、夏といえば、台風が今年もやってくる(はず)です。
少し前にこんなツイートを見かけてせっかくなので、Dataikuで可視化ができないかをやってみました。
すごいデータ綺麗にそろってる。次は台風データでも可視化してみましょうかね。https://t.co/AJvabn6Tcd pic.twitter.com/9A3x2zxJ5c
— koba@DataAnalyst (@h_kobayashi1125) May 10, 2020
Dataikuで台風進路を可視化する
では、さっそくDataikuを使って台風進路をさっくりと可視化してみましょう。
上記Tweetのリンク先ページから台風進路のCSVデータを取得してきます。ヘッダー近くの「台風位置表(CSV形式)」からCSVをダウンロードしておきます。
次に、適当な場所に保存をしておきます。私の場合は、AWS S3のバケットに配置してみました。
データインポート・データハンドリング
次にデータインポートです。新しいDataikuプロジェクトを作成して、Dataiku内で事前に設定しておいたAWS S3の接続からデータを取得します。設定したS3バケット名とファイル名を指定して、インポートします。
合わせて、カラム名も日本語から英語に変更してみます。
データが問題なくDataikuにロードできたら、次はVisual RecipeのPrepare レシピを使って加工していきます。
今回のポイントとしては、緯度・経度を使ってDataiku内で位置情報を取り扱う「Geopoint」形式に緯度・経度情報を変換して利用します。とは言っても難しいことはなく、Prepareレシピ中にある関数を適応することで変換は簡単にできます。
画面中左下の「Add A New Step」をクリックすると以下の画面が出てきます。サーチボックスに「Geopoint」と入力すると、いくつかの候補が出てきますので、「Create Geopoints from lat / lon」を選択します。
そうすると、左ペイン中に関数が出てくるので、インポートしたデータのLatituteとLongtitudeを入力します。
結果がすぐに右側の列に表示されます。設定が終わったら、左下の「Run」をクリックして実行をします。
ここまでくれば後は可視化のみです。
Chartで可視化
Flowに戻るとこんな結果が表示されているはずです。この右側の四角のアイコンをクリックしてください。(*)
クリックした後はデータが見えてくるかとおもいます。
このツールバー内の「Chart」をクリックして台風進路のチャートを作成していきます。
Chartsを開き、チャート選択のアイコンで「Map」を選択して、今回はScatterを選択します。
選択したら軸をドラッグアンドドロップできる画面が表示されますので、必要な軸に必要な項目を入れてみてください。
そうすると、以下のような台風進路のチャートが作成できます。
ちなみに、全部見せると非常に見にくいので、月・台風名称・上陸したかどうかを選択項目にして、台風の大きさのクラスを色に、中心気圧をバブルの大きさにしてみました。
これを見て、台風がどのぐらいの大きさで、どの月に、どのように推移しているかがわかるかが可視化できます。
ここまでおおよそ30分未満でできます!
聞くよりも実際に触ってみたほうが実感が湧くかと思いますので、ぜひ触ってみてください。フリーエディションはずっと使えて、機能的にも十分に利用することが可能です!
[フリーエディション]
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