2009年9月20日日曜日

【R+ レビュー】クーリエジャポン 2009年10月号



たて続けにR+より、献本をいただきました!
やっぱり、雑誌が届くとうれしいものですね。
しかもいただいたものだから、しっかりとレビューを書かないと!と思っちゃうので、ほかの雑誌を買った時よりも真剣に読んでいます。

今回は、「クーリエジャポン」。最近でも書店でよく見かけるようになった雑誌です。
高級感があり、写真も相当よく撮れているものを利用されていて、見ているだけでも楽しい雑誌です。

しかも、知らなかったのですが、世界中の雑誌から記事を厳選して掲載をしているようです!すごい!
クーリエジャポン>メディアマップ

今回も、クーリエジャポン 10月号の中で気になった記事をピックアップして、感想をつけたいと思います。

今回気になった記事


・給与から引かれる税金の割合がもっとも高い国は?
 ー 日本も税金は高い高い!と思ってたけど、実は、ベルギーが一番高いそうです。(56% !)知らなかった!

・世界が見た日本の"CHANGE"
 ー 各国の日本の政権交代に関する記事を集めた特集です。日本のテレビ番組・新聞では書かれないような内容が書いてあります。各国独自の視点で書いてあるので、その国の事情と、日本という切り口で書いてあるで、とても勉強になります。(特にお隣、韓国の見方はおもしろい)

・いま、なぜ「アフリカ」なのか
 ー 勝間和代さんが責任編集をしたという特集記事。日本人にとっては本当に遠い「アフリカ」という大陸。その大陸について特集をしてあります。
 ー p46、47の「データで見えてくるアフリカの真実」というグラフは、アメリカの現状を俯瞰する上で、非常にわかりやすくまとまっています。

・いま、なぜ「アフリカ」なのか > 携帯一つで貧困は撲滅できるか!? オンライン化で激変する大陸
 ー 携帯電話がアフリカの貧困を撲滅できるかも?という記事。これまでは、情報の取得コストが非常に高かったため、農作物の生産者が適切な価格を知ることができず、不当に買いたたかれていた。
  しかし、情報の入手コストが低減したことによって、適正価格を知ることができ、貧困が少なくなるようです。
  日本では、情報コストが非常にやすいので、このようなことはあまり気になりませんでしたが、この記事をしってびっくりしました。

・いま、なぜ「アフリカ」なのか > アフリカの病人を西欧で診察する"Eドクター"と医療の新時代。
 ー ネットを利用しての遠隔治療の現場のレポート。なかなか興味深いです。日本では地域間での解決で同じようなことをやろうとしていますが、これは大陸間でやっている話。スケールがでかいですが、未来をかいま見た感じでした。

・いま、なぜ「アフリカ」なのか > 埋もれた才能の「原石」からアインシュタインを探せ!
 ー アフリカの教育の話。アフリカ中の優秀な人材を南アフリカの大学に集めて研究をさせ、アフリカの問題を解決できるような人材を育成しているようです。日本でもちょうど高校無償化など教育に関する話題が多くなってきていますが、
  教育コストは、「現状のコストではなく未来への投資」(と思っている)なので、この取り組みによって、近い将来、アフリカが大きく変わるのでは無いか?と期待させる記事です。

・"崖っぷち"でも、こうすれば、日本の「雑誌」は再生できる
 ー 日本の雑誌が売れていません。その処方箋がIT雑誌・サイトによく出てこられる佐々木さんが書いています。出版の未来をデジタルな視点を持って書いています。

・フェースブックやツイッターは莫大な利益を上げられるか?
 ー ネットの世界で急激に大きくなってきているこの両サイト。このサイト実は両方とも明確なビジネスプラン(お金儲けの方法)を持っていません。ネットでは広告モデルと課金モデルでのビジネスモデルが盛んですが、それをやってしまうと、ユーザーが離れるおそれも。
 バランス感覚が大事!という記事です。

全体的な感想


今回はじめて真剣に読んだ「クーリエジャポン」。なかなか読み応えがあるボリュームで、かつ世界中の記事から厳選されているので、世の中の動きや考え方などがわかりやすかったです。
読み通して感じたのが、「非常に親しみやすかった」ということでした。なぜこのような感情を持ったのか、よく考えてみたら、全体の構成が「ニューズウィーク」に似ていることに気がつきました。
世界情勢や、各国の事情。文化や本、ビジネスまで。網羅的に掲載をしているので、似たような編集傾向のニューズウィークと似ている!と思ったのかもしれません。

クーリエジャポンは前々から名前は知っていたのですが、しっかり読んだのは今回が初めて。
レビューコンテストもやられているようなので、レビュワーに選ばれたら、がんばって書いてみようと思います。

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