2009年4月23日木曜日

新聞が衰退していく…


昨日のニュースに、「リクルートがエリア拡大する番組表無料宅配に新聞業界激震」の記事が掲載されていました。
従来は新聞+広告(チラシ)が同封されていたのですが、チラシだけほしいというニーズに答え、リクルートが新しい事業を行いはじめたようです。

確かに


我が家でも3月まで新聞を購読していましたが、4月から購読をやめました。理由は新聞は経費の削減(><)と、必要が無かったため。これまで新聞の役割はニュースを知ることや文化面などを見ることだったのですが、その役割を果たすことが新聞では難しくなってきました。

テレビや、ネットで見たり、調べたりしたほうが、即効性・記事の深度など柔軟に対応できるからです。(地デジもありますしね)

ただ、やっぱり、「チラシ」だけはほしいと常々妻が言っています。
そんなニーズにこたえる事業をリクルートがはじめました。
ぜひ取ってみたい。(あれ、でもうちの区が入っていない!)

過去にも同じ話を聞いたことが


さかのぼること約半年ちょっと前。会社の先輩が、このリクルートの事業と同じようなことを行う会社のチラシを持っていました。
「これはあたる!!」
と先輩は言われていましたが、私も近いうちにブレークするんだろーなー。とは思っていました。事業内容としてはまったく同じで、チラシとテレビ欄を配布します。配布料だけ徴収しますとの触れ込みで行っていたかと記憶しています。

ここまで騒がれるのはやっぱり、ホットペッパーを成功させた「リクルート」という看板があるからでしょうか。地域のタウン誌を駆逐してしまったホットペッパーの次のモデルになるのか? 今後が注目です。


メディアが稼げなくなってます


もうすでにいろんなところで出尽くしている感が否めないのですが、新聞・雑誌・テレビなどの旧来のメディアが苦しんでいます。主には広告が取れない!見てもらえない!とのことで、苦労されているようです。

実際、紙の営業の方のお話を聞くことができたのですが、不景気による予算の削減に加え、予算配分がネットにシフトしているとのこと。
バルクで出しませんか?(ほとんどタダに近いらしい…)といっても、「タダなところはイヤだ!」といって、出稿しないとのことです。予算との兼ね合いもあるのでしょうが。

この流れはアメリカのほうがもっとひどいようで、NYT(NewYorkTimes)も危ないようです。
NYタイムズが本当に危うくなってきた
かなり名の通っている新聞でも危ないようです。NYTもオンラインで課金・オンライン広告などを利用して収益を上げようと模索しているようですが、どれもうまくいっていない様子。

また、テレビも広告主が離れていっているようで、テレビ局も赤字が出るところが出てくるようです。

世界的に、メディアがどうすれば稼げるか?を模索しているように思われます。

もし新聞がつぶれたら…


もし新聞がつぶれてしまったら、良質なコンテンツはどこから提供されるのでしょうか?
モノは書きようだとは思いますが、一般の人を記者にしたサービスは今のところ大成していません。(オーマイニュースはなぜ失敗したか

良質なコンテンツを生み出す仕組み(取材・関連する資料・紙面構成・校正など)を持っていたからこそこれまでの成功があったのかもしれません。
この仕組みを他で代替することができれば、ネットでも良質なコンテンツが出来上がるのかもしれません。

世の中では、新聞がなくなっても困らない。という人も大勢いると思いますが、私はちょっと困る・・・派です。
良質なコンテンツを提供してくれるプレーヤーがいなくなってしまうという点で。
(「新聞紙」がなくなるのはむしろ歓迎です!)

やっぱり、
  • ネットの登場で情報の流通コストが劇的に下がってしまっている
  • 紙メディア ⇒ 電子メディア への移行
が進んいるので、現状のような状態になっているのかもしれません。

ちょっと整理がつかない文章になってしまったけど、いまの状況の感想です。

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