2010年11月29日月曜日

Rユーザー会&Japan.Rに参加してきました(その1)



11月25日(木)〜11月27日(土)にかけて、「Rユーザー会」、「Japan.R」が統計数理研究所で開かれ、参加をしてきました。

■Rユーザー会はこちら
http://jasp.ism.ac.jp/~nakanoj/workshop10/2010Rmeeting.htm

■Japan.Rはこちら
午前の部:http://atnd.org/events/9223
午後の部:http://atnd.org/events/9806

■統計数理研究所はこちら

大きな地図で見る

今回は、
1.ゲストスピーカーで、ggplot2 のパッケージ作成者であるWickhamさんが講演に来られる。
2.Japan.RでRExcelのブースを担当する。
という2つの目的で両方ともに参加してきました。

ここでは、1.のWickhamさんの話をまとめたいと思います。

ggplot2とは?

Rではデフォルトで作図ができるPlot関数や、グラフ関係のパッケージを導入することで、グラフの作成ができますが、デフォルトで作成される図などはちょっと物足りない…。(という声が多いです)
で、その問題点を解消するために、"ggplot2"というパッケージが作成されています。(美麗だけというわけではありませんが)

詳しく知りたい方はこちら。
ggplot2 - http://had.co.nz/ggplot2/

Excelでは作成が難しいようなグラフもこのパッケージを利用すると、少ないコードで、きれいなグラフを作成することができます。



このグラフを作成するRのコードはこちら
d <- ggplot(diamonds, aes(carat, price, fill = ..density..)) + xlim(0, 2) + stat_binhex(na.rm = TRUE) + opts(aspect.ratio = 1) > d + facet_wrap(~ color)


このggplot2を作られた方がちょうど講演されるとのことで、「一生に一回あるかないかのチャンス!」と思い、参加をしてきました。

使われた資料

使われた資料は、すでにネットで公開されている資料をベースに進んでいきました。実はすでに以前SlideshareでPDFで取得してiPadにいれて閲覧をしていたので、特に大きな変更等はなかったように思われます。

■資料はこちら
http://had.co.nz/courses/10-tokyo/
>Slideのところ

利用したggplotのコードなどは、スライド資料の中に記載してあるため、ここでは割愛します。

■Toggeter:Rユーザー会初日


参加してみての感想

対象としては、ggplotを利用初めて利用される方を対象としているようで、過去に使ったことがあるような人や、現状バリバリに使われている人にはちょっと物足りなかったかもしれません。
しかし、「このグラフから何を読み取れるか?」や、「このグラフをどのようにすれば見やすいか?」などの課題(資料中のTutorialやYourTurnなど)で実際に作業をしなければいけなかったのが結構大変でした。
講義全体を通して、ggplotの構文をどう書くか?というよりも、「そのデータをどのように料理(グラフ作成)するか?」に力点をおいているように感じられました。

それと、残念な点が1点。これは、どの講演とかでもそうだと思うのですが、(私も含めて)議論があまり活発ではなかった点です。
インタラクティブに話が進んでいるのですが、
・「このグラフを見て何があるか、隣の人と2分ほど話してください」
・「なにか質問ありますか?」
などがあったのですが、(私も含めて)あまり発言が出ず…。
私が講師の立場だったら、がっかりくるなー。と思いました。
全体を通して英語でのプレゼンテーションでしたし、元々あまり発言をしない環境で育っている私たちですので、ある程度はしょうがないとはおもいますが、次のチャンスがあったら、質問してみよう思います。
せっかく何時間もかけて日本にきていただいているので、もうちょっと質問や議論が活発になっていればと思いました。

残念な点は来年改善(個人的)にするとして、普段お世話になっているPackageの作成者の方にお会いできる機会はなかなかなかったので、とても勉強になりました。
参加者もけっこうな人数(30人ほど)がいらっしゃったので、Rもだんだん注目が集まっていきているのではないかと思いました。

ということで、その1はこれで終わりです。

2010年11月13日土曜日

【R+レビュー】マックピープル12月号


レビュープラスより献本が届きました。
今年にはいっても定期的にレビューをしてください!という依頼がきているので、純粋に嬉しいです。

今回は前回に引き続き、マックピープル12月号。
昨年の4月にMacbookを買ったときに「Mac系の雑誌のレビューとかしてみたい!」という話をしていた所、レビュープラスさんがアスキーメディアワークスさんに掛けあってくれて、実現しているレビューです。
もしこういう雑誌をレビューしたい!という希望があれば、もしかしたら採用されるかもしれません。

さて、今回のレビュー内容です。

背表紙がついてた!

過去数回にわたってマックピープルをレビューさせてもらいましたが、今月号にはなんと背表紙がついていました。
たしか、前回レビューしたときには背表紙はなかったはずなのですが、今回の号にはついていました。
そしたら、P37の年表(下でも書いていますが)で、11月号から「無線綴じ」に変更されているようです。
「表紙が剥がれるのを防いだり、背表紙で内容を把握できる」とのこと。
たしかに、毎号買ってて、本棚に並べた時にすぐに内容がわかるのは便利です!

Macの歴史が一目で!

↑でも書いてますが、P32で、Macのプロダクトの発売と社会の出来事、マックピープルの年表が一覧になっています。
とっても見やすくて、カラフルなiMacが発売されたのはもうそんな昔なのかーとか、自分のiPhoneがもう2年経ったとか、当時の自分の思い出とかと重なってなかなか面白かったです。

しかも創刊当時からの年表もついているので、「昔はこんなんだったんだー!」と勉強になる場面もあります。
やぱりJobsが復帰してから、Appleは猛烈に変わりましたよね。いまではMicrosoftを抜く勢いがありますからね。

フリーのソフトウェアが!

今月の特集2つ目。
「FREE」で快適マックライフ。
フリーソフトを「OnとOff」という切り口で紹介している特集です。
マックを触って1年以上立ちますが、意外とソフトウェアをインストールしていないので、この特集は助かっています。
レタッチソフトとか意外と役に立ちそうです。

iPadの電子書籍ビューワーが!

電子書籍が来年あたりブレークしそうです。村上龍さんが自分たちで電子書籍の会社をたちあげたり、出版各社が弟子書籍に力を入れたりと、iPadやタブレットの普及に乗じて出版業界が動き出しています。
タブレットの先がけであるiPadでのアプリ紹介です。
ここで紹介してあるのは、電子書籍「ビューワー」で、各書籍がアプリになっているのは紹介されていませんが、初回されているビューワーはどれも目にしたものばかり。
どれを利用してもはずれなしです!

Macを利用されている人は買いですよ

Macを利用されている初心者〜中級者〜上級者のみなさんが見ても、とても役にたつ雑誌だと思います!
内容も充実しているし、新しいプロダクトの話題や、使い方、特集など、Macずき・利用者にはたまらない特集が毎月でています。