@hamadakoichiさんのブログに触発されて、”Eclipse”というIDEを使ってみようと思い立って、EclipseでRを利用するためにインストールに挑戦してみました。
私が利用している環境はMacOS版なので、@hamadakoichiさんのWindows環境の流れでうまくいくかなーと思っていたのですが、Windows版と「ほぼ」同じだったので、無事にインストールできました。
「ほぼ一緒」というのは、メニューがMac特有の配置になっていることがあるので、「ほぼ一緒」という表現にしてあります。
例によって検索してみたところ、日本語の説明が少なかったので、もし同じようなことをやりたいという方が参考になるように、まとめておきます。
[参考ブログ]
■hamadakoichi Blog - R を Eclipse で使う
→基本的な流れは、このステップに従っていれば大丈夫です。
インストール方法
1.RのインストールR-Projectのページから、Rのソフトウェアをダウンロードしてきます。今回はMac OS版なので、該当するOSをダウンロード&インストールします。
http://cran.r-project.org/bin/macosx/
インストール方法はここでは詳しく紹介しませんが、ダウンロードしたファイルをダブルクリックで実行できます。
2.Eclipseのダウンロード
Eclipseのページからダウンロードします。
http://www.Eclipse.org/downloads/
MacOSからこのページにアクセスすると、自動的にMacOSバージョンを選択してくれていますが、ソフトウェアリストのヘッダー付近にOS選択ができるプルダウンメニューがあるので、環境を選択してください。
今回は、”Eclipse Classic 3.6.1, 169 MB”を選択しました。
3.Eclipseのインストール
ダウンロードしてきたアイコンをダブルクリックして、インストール。
4.RのPlag-in のインストール
インストールが完了したら、RのPlag-inをインストールします。
Help>Install New Software を選択して、「Work with:」の「Add…」ボタンをクリック。
別のウィンドウが開くので、「Name」には適当な名前を入力、Locationに以下のURLを入力。
http://download.walware.de/Eclipsee-3.6/ ←Eclipseのバージョン番号に合わせて〜/Eclipse-◯◯/の所を変更してください。
プラグインを選択(私はStatET関連をすべてにチェックを入れました)して、Eclipseを再起動。
5.EclipseのR環境設定
※ここがWindows版と違うところだったので、時間がかかりました。 ><
ツールバー>Eclipse>環境設定>StatET>Run/Debug>R Environments を開く
右上の「Add」をクリック
Nameには適当な名前を入力
Location(R_HOME)を入力。インストールしたRの環境で「R.Home()」を実行させ、出てきたパスを入力。
(ここで私は詰まってしまいました…
Windows版はRのインストール時にホームディレクトリを指定できるので検討がつきますが、Mac版では自動的にインストールされるのでホームディレクトリがわかりません…)
パスの入力ができたら、OKボタンがクリッカブルになるので、OKをクリック。
6.Eclipse内部でのR設定
ツールバー>Run>Run Configuration>R Console が表示されているので、ダブルクリック
RunをクリックするとEclipse内部でRの環境が走ります。
次にEclipseを起動する際には、このコンフィギュレーションか、Eclipse上のツールバーの「Run As (再生ボタンっぽいやつ)」>Run Configuration をクリックして環境を選択するとRが入力できます。
実際に使ってみましょう
実際に使ってみましょう。Project Explorerを選択し、新しいプロジェクトを作成。
プロジェクトを展開して、右クリック>New>File で新しいRのファイルが作成されます。
中央のコンソールにRコマンドがかけるので、簡単なR文を作成(c(1:10)とか)して、範囲を選択。
「⌘R、⌘R」で選択した範囲を実行でき、下のConsoleに結果が表示されます。
「⌘R」を一回クリックすると右下にコマンド一覧がでてくるので、どのコマンドでどのような挙動になるかがわかるので、いろいろ試してみてください。
使ってみて
ちょっと使ってみていますが、これまでのコンソール+テキストエディタの組み合わせよりも格段に使いやすいのではないかと思います。メリットをちょっと書いてみると…
・自動補完 ← やっぱり補完してくれると間違いが少なくなりますよね。
・自動インテンド ← 見やすいコードにするなら必須!
・エディタと結果Windowの分離 ← コンソールに直接入力すると、大変ですからね…。
・オブジェクトブラウザ ←いちいちobjects()コマンド叩かなくてもよい!
・コードの実行&選択した部分の実行 ← テキストエディタで書いた部分をコピペしたくないですよね…。
ちょっとつかってみただけでもRのコーディング環境が劇的に変わるので、ぜひ使ってみてください!
0 件のコメント:
コメントを投稿