2009年3月25日水曜日

宇宙兄弟が面白い



漫画は結構読むほうで、会社帰り、お昼休み、休日によく本屋に言って、立ち読みしています。
最近面白かった漫画は宇宙兄弟


あらすじ


読んで字のごとく、兄弟で宇宙を目指す物語。
弟(南波日々人)が先に宇宙飛行士になり、月面へ行くことに。小さい頃、弟と一緒に宇宙に行くことを約束した兄(南波六太)。しかし、兄は宇宙飛行士ではなく、普通のサラリーマンに。そこに宇宙飛行士を募集するJAXAの応募をみて、宇宙飛行士を目指す…

といったストーリーです。

何が面白いのか?


 ・六太の奮闘ぶり
 弟が兄よりも先に宇宙飛行士になり、それをどこからか羨望のまなざしで見つめる六太。
 普通だと、兄が上で弟が下。弟が兄を見習い宇宙飛行士をめざす…というストーリーが普通かもしれませんが、ここでは逆転。小さかった頃の約束を思い出し、兄が宇宙飛行士の試験を困難がありつつもクリアしていく姿が面白いです。
 がんばれ!お兄ちゃん!と応援したくなります。

 ・宇宙飛行士の採用試験
 本当にこんな試験があるのかどうかわかりませんが、(宇宙飛行士を受験したことがないのでw)かなりユニークな試験内容となっています。詰め込み型の学習の成果ではなく、極限状態からの問題解決、密室空間でのストレス対処方法、家族よりも近くにいる(物理的に)同僚とのコミュニケーション力…
 本当にこんな試験があるの?! と思わせるぐらい、練られた内容になっています。


 ・ユニークなキャラクター
 ここで出てくるキャラクターが非常にユニーク。主人公の兄弟もそうですが、JAXAの職員の人、近所のおじいちゃん・おばあちゃん。そして南波家の両親。(特に最新刊のケーキの割り振りが面白いw 実力主義です)
 「漫画だ」と思いつつも、こういうユニークな人がいると、プレッシャーのかかる試験とかもクリアできるのかな~と思いました。

 ・現実的な設定
 物語の設定は現実とほぼ同じタイムラインで動いているようです。スペースシャトルは使っているし、ISSは出てくるし…。現実起こっていることと同期が取れているので、非常にわかりやすいです。

現実にはどうなの…?


ほんとに宇宙飛行士になれるかどうか、どんな試験が待っているのか、ちょっと調べてみました。

JAXA
 JAXAのページを見てみたところ…
  - 国際宇宙ステーション搭乗宇宙飛行士募集
 うわ!ありました。ホントにあるんですね~、宇宙飛行士の募集。特定の人にしか公開されていないのかと思いました。
 宇宙兄弟のような試験があったかどうか定かではありませんが、募集はしているようです。
  - 求められる資質
 
チームの一員として共同作業を遂行できる能力や協調性、異なる文化・価値観に対する敬意、優れたコミュニケーション能力に加えて、長期間宇宙に滞在できる医学的な適合性、精神的肉体的ストレス環境下での適切な判断力と行動力も求められます。

 とのこと… この条件を満たす人って… 一度お会いしてみたいものです。
  
 やっぱり、宇宙兄弟にあるような試験は受けているのかもしれませんね。

まとめ


数年前、旅行でケネディ宇宙センターに行くことがありました。
とっても大きくて発射台の近く(とはいっても、発射台は遠かったですが…)まで行ったり、スペースシャトルの組みたて工場を見たり、サターンロケットがある展示場をみたり、つるっつるになった月の石を触ったり。
かなり面白かったです!

私が生きている間にきっと、民間の人でも宇宙に出て行けるような気がしてなりません。
そんな「夢」を実現してくるための人たちの生き方をつづっている漫画だと思います。

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