2009年8月23日日曜日

東京にはじめて出てきた頃のことをちょっと書いてみる。



つい最近、新橋近辺を歩いていて、ふと思い出したことがあった。
約9年前。東京に出てきた頃のこと。
ちょっと今日は思い出がてらそのことを書いてみようと思う。

いろいろ今後のことを考える機会があり、思い悩んでいました。
東京に来た時のように初心に返れるように、思い出しながら書いてみます。

あんまり詳細に書くと、個人が特定されそうだけど、まぁそれはそれで。
いままで知り合って、私のことをある程度知っている人だとこの話を知っているので、公ってことで。


就職試験ではじめての上京


2000年6月。
ちょうど就職氷河期にあたっていたので、ちょっと早め(?)の就職活動をしてました。
ちょうどその時は、漠然と「東京で仕事がしたいなー」と思っていました。

で、その時に日経に広告を出していたあるベンチャー企業が目にとまり、無謀にもその会社へメール。
「採用やってますか?」のメールに即電話があり、東京にこれますか?とのこと。
もちろん、2つ返事で「行きます!」と。

ちょうど同じタイミングで某ゲーム会社からも2次試験のご案内が。
この試験と連続した日程になるように、スケジュールをつけました。

で、慣れないパンフレットを手元に置いて、東京へのパック申し込みをするために、旅行会社へ。

ルートは、羽田 → 新橋 → 赤坂駅 の予定。


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いま考えると、東京に行ける!という考えが先にきていて、不安とかよりも期待のほうが大きかったなー。
迷ったらどうしよう、とか、怖い人に絡まれたらどうしよう・・・とかあんまり考えませんでした。
いまでも楽観的なのは直っていませんがw

東京行きがはじめて、いや、「飛行機に乗るのが」生まれて初めてだったあの時。
空港についても搭乗手続きの仕方がわからず、近くの係の人に聞く始末。

で、なんやかんやありながらも無事飛行機に乗れて、東京へ。

やっぱり迷った東京 その1


無事に羽田について、向かうはモノレール乗り場。
事前のリサーチによれば、羽田空港から新橋に向かって、千代田線に乗ればホテルがある赤坂駅に着けるはず。
で、向かいましたよ、新橋へ。モノレール&山手線を使って。

で、新橋に着いた後が最初の難関。
「千代田線が見つからないっ」
当たり前なのですが、新橋駅には銀座線しか通っていなくて、千代田線は通っていません。
銀座線しか通っていないのです。
すごく焦りました。すごくすごく ・・・…>_<… そこで、地下鉄の地図をみて「溜池山王」までとりあえず行くことにしました。 溜池山王につくまでは、心臓がバクバク。 でも、無事に溜池山王まではつけました。

やっぱり迷った東京 その2


ここで、もう一つ試練が待っています。
予定の赤坂駅で降りれなかったので、当初の予定より、長い距離を歩かなければいけなかったのです。


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で、この距離が、何も知らない土地だと長く感じました・・・
「こっちの方向で良いだろう!」という確信が、「たぶん、こっちで大丈夫」→「ほんとに大丈夫なのかな・・・」という不安に変わってきました。

不安が募る中、目の前に交番を発見!

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ここで、ホテルを聞けば何とかなる!と思った矢先、交番前に地図が。
その地図を見ようと思って荷物をおいて、顔を上げた瞬間・・・

目的のホテルがあった
 のです。

この時は本当に安心しました。と、同時に交番のお回りさんに聞かなくて良かったという、わけのわからん安心感も。

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↑ちょうどホテルをとらえた視点に近い画像

で、無事にホテルにチェックインできました。

振り返ってみて


初めての東京のホテルまでの道のりとトラブル(というほどでもありませんが)を思い出してみたのですが、いまとなってはよい思い出ですね。
ドキドキ感と誰も支えになってくれない状況の中で一人で行動をしなければならない緊張感。そしてホテルについた時の安堵感。

最近はこういう感情も味わっていないので、それだけ安定した生活になっているのかもしれません。

ただ、「見知らぬ土地に一人で行く」ということは最近はめっきり少なくなりました。

やっぱり、見知らぬ土地に行くということのリスクが高くなるということを、この数年で考えるようになってしまったからではないかと思います。
ホントは、そういうのは良くないのですけどね・・・。安定をとってしまい、リスクを最小限に抑えてしまい、結局中途半端になってしまう。

このときに大きなリスクを背負って東京に出てきたから、いまの私があるわけで。
いまの状況を変えようと思うのだったら、やっぱりこのようなリスクを背負ってでも大きな行動に出た方が良いのかもしれませんね。


また、この思い出シリーズはちょっとずつ書いて行ければと思っています。自分を見つめ直すことでも有益ですね。

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