またもやレビュープラスのレビューです。
最近バシバシ レビュー案件をので、ネタに事欠きません。
もう1本別にあるので、それはまた別途記事にします。
今回のレビュー対象の本は、前回の「経営予測エイジ」と同じように、はじめて目にする雑誌です。
Fujisanの紹介欄では、以下のように紹介されています。
『住宅新報』は、戦後まもない昭和23年(1948年)に創刊され、日本全国の不動産取引に寄与してまいりました。今や日本の住宅・不動産事情は円熟期を迎え、「量」から「質」への転換が加速度的に進んでいます。『住宅新報』は住宅・不動産業界の総合専門紙として、次世代に向けた新たなビジネスモデルのヒントとなる有益な情報をタイムリーにお届けします。住宅・不動産業界で働く方々、これから住宅や不動産を購入・賃貸しようとしている方々など、みなさまのお役に立つ情報が満載です。
とのことで、かなり古い部類の雑誌なのですね、びっくり。不動産取引に役立つ情報が多いようです。
不動産業とは、なかなかなじみがない(家を借りるときぐらい)のですが、どんな業界なのか、どんなトレンドなのかを見るいい機会にしたいと思います。
では、さっそく「住宅新報 2009年10月6日発売号」のレビューをしてみます!
今回の気になった記事
・全国賃貸保証業協会設立へ
ー 全国の保証会社が共同で、家賃延滞者の情報を集めるDBを構築することになったとのこと。消費者金融業界や銀行では、そういった仕組みはできていたのですが、不動産業界ではなかったのですね。
にしても、こういった信用情報が統一化されてくると、個人はますますやりにくくなってきてしまうと思うのは私だけでしょうか。(延滞しないことが当たり前のことですが)
P4に懸念事項のQ&Aが書いてあります。
・ワンルームマンション 地域との融合
ー 都内にワンルームマンションが多くできているので、近隣住人から苦情が出ているとの記事。
街の人口構成が崩れるとか、ワンルームマンションの住人のゴミ出しなどのトラブルがある。と記事にはありますが、不動産側は、そういったトラブルはないとのこと。
最近は確かにワンルームマンションが多く目立ちます。投資用のマンションも多く、昔と時代は変わったと片付けるべきなのか、昔からの地域性を保つべきなのか。
法律の問題も絡んで、難しい問題です。
・年率67万戸で過去最低
ー 住宅の着工件数が過去最低になっているとのこと。(09年8月の新規着工件数 約6万件)これは、65年の調査依頼、過去最低とのこと。
昨年のリーマンショックから約1年。やはり不況の風は不動産業界を直撃しているようです。
マンションや住宅を買うとなると、人生に一度あるかないかの買い物で、かつ、所得も伸び悩みや現象しているので、やはりみなさん慎重にならざるを得ないことが、ここにも影響を与えているようです。
・賃料1年で1割下げ
ー オフィスビルの賃料が1割(!)も下がっているようです。オフィスへの入居が進んでいないことが原因のようですが、ここにも不況の影響が。
どうせだったら、家賃も1割下げてほしい・・・
・新浦安 人気定着「物件待ち」
ー 不況の影響もありますが、やっぱり人気の街は以前として需要は有るようです。「購入者は例年よりも上回っており、いまは物件待ちの状態」とのこと。
不況の中でもこの街に住みたい!という人はいっぱいいるのですねー。
・東京カンテイ 中古マンション価格
ー 京葉線沿いの中古マンション価格の過去3年間の推移が掲載されています。全体的に下がってはいるのですが、舞浜だけがあがっている!やっぱりディズニーランドが強いのでしょうか・・・
・総合地所 新ブランドを展開
ー 内定切りなどで物議をかもし、その後経営難に陥った総合地所。新しいブランドでやり直すようです。なかなか難しい状況からは脱却できていないようですが、がんばってほしいものです。
・人気と現実に乖離?
ー 売買物件と賃貸物件では人気駅・沿線が違う場合があること、また、検索数1位と成約数1位とが必ずしも同じではないことがわかった。とのこと。
これはおもしろいですね。「ここの街に住みたい → けど家賃相場が合わない → 沿線の妥当な駅に落ち着く」という流れなのでしょうか。
夢は見るけど、現実は・・・というよい例なのではないかと思います。(私もそうだったのでw)
・ミサワホーム 買取再販を始動
ー ミサワホームが自分のところで建てた戸建てをリフォームして再び販売させるようです。こういった家が増えてくれば、新築が欲しいけどお金がない!という人たちにも助かるような話ではないでしょうか?
・団地まるごとリニューアル。最先端の住まいに変身
ー 団地とかって、もう50年が立つようなところもあるのですね。知らなかった・・・。この団地をフルリフォームして再度活用しているようです。
上のミサワホームの話もそうですが、うまくリフォームして、上手に活用できる案件が増えるとうれしいですね!
こういった案件で状態がとてもよい物件だったら、買ってみても良いかも!と個人的には思います。
全体としての感想
と、気になった点を書いてみました。
なかなか普段お世話になるような業界(賃貸に住んでいれば、毎日お世話になっていると言ってもおかしくはありませんが)なので、なかなかとっつきにくい言葉とかが多く、読解するのに多少の時間が必要でした。
業界新聞的な内容なので、毎週追っていくと、よい情報が蓄積されていくのかもしれません。
不動産業界に就職をしたい人や、もちろん業界の人。これから住宅を買おうとされている方も情報源として活用できそうな気がしました。
興味のある人は、Fujisanでも購入可能です!
住宅新報 <デジタル>
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